こんにちは。江戸川区瑞江駅から徒歩2分の場所にある就労移行支援事業所のこぶし瑞江です。
今日のプログラムは「推しの映画を紹介しよう」。
“なぜ好きなのかをしっかり伝える”ことをテーマに行いました。
皆さんの語り方には個性があって、聞いているだけで世界が広がる時間に。
ある利用者さんは俳優・佐藤二朗さんについて、語ってくれました。
「佐藤二朗が画面に入るだけで雰囲気が変わる。あの“間”の取り方、独特の存在感…どの作品でも必ずワンシーン記憶に残るんですよ」
と、作品より俳優にフォーカスした語りがとても新鮮でした。
ほかにも、思い出と結びつけて語る人、音楽の良さを語る人、物語のメッセージを丁寧に紹介する人など、理由はさまざま。
発表が終わると自然と質問も飛び、「そのシーンってどういうところ?」「なんでその役者が好きになったの?」と対話が深まりました。
そして最後に発表されたのが『プラダを着た悪魔』。
アン・ハサウェイの魅力について語る場面では、テンションが一気に上がりました。
「最初は不器用で何もできなかったのに、努力する姿がまっすぐで好き」
「仕事に振り回されながらも成長していく感じがリアルだよね」
と意見が盛り上がったあと、ある利用者さんが言った一言で空気がさらに変わりました。
「最後に“辞める決断”をするのが、ものすごくかっこいいんです」
その言葉にみんなが深くうなずいていました。
大変な仕事を続けることだけが正義じゃない。
自分の人生を選び直す勇気。
それをアン・ハサウェイが美しく、力強く演じているからこそ、観る人の心に刺さるんですよね。
推しの映画を語るだけで、こんなにも会話が広がるのかと感じた1日でした。
映画を通して価値観が見えたり、意外な一面がわかったり、コミュニケーションの練習にもなる素敵な時間でした。
こぶし瑞江では、こうした“話しやすいテーマで対話が広がるプログラム”を続けています。
見学やご相談もお気軽にどうぞ。


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