昭和を知らない若者世代を中心として昭和レトロブームが起きているようだ
我々リアル昭和世代が、あゝこればあちゃんチにあったよね!、それも小さい時よくやってたよね!と追想にふける懐古的なものとは異なるようで・・・
観光地やテーマパークでは「懐かしい」ではなく自分たちの知らない「新しい」ものとして、「エモい」などという造語が生まれるほどに昭和レトロは若者を魅了している
今や一人に一台スマートフォンを持つのが当たり前になり、様々な情報が簡単に手に入り、だれでも簡単に世界中に情報を発信することが出来てSNSなどを通じて常にだれかとつながっている
反面そのことにより情報過多で自身でも整理がつかず、常にだれかとつながり続けているストレスや不安感や嫌悪感を感じてもいる
そういった中でレトロさを感じる物品や文化は現代の「しがらみ」を忘れさせてくれるような存在となっているのではなかろうか ?
しかし、それを我先にとSNSで発信しているのを見るとそうでもないのかとも思ってしまう
携帯電話すらなかった我々世代でも、仕事や人間関係に疲れると、たまに電話の繋がらない温泉に逃げ込んだりしていた
誰かとつながっていたいが、あまり干渉されたくもない、その矛盾と葛藤から自分の知らないなぜか懐かしさを感じる昭和レトロに魅かれているのかもしれない
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